@article{oai:fukuyama-u.repo.nii.ac.jp:00008233, author = {藤原, 美樹 and 石丸, 進 and 松本, 靜夫}, journal = {福山大学工学部紀要}, month = {Dec}, note = {P(論文), 『金瓶梅』は、『三国演義』、『水濤伝』、『西遊記』とともに中国の四大奇書と総称される。登場人物は、市井の人物であり、明代の豪商の日常生活が詳細に記述される。物語は、その時代背景を北宋末としているが、実際には明代の様子を描写していることは周知のことである。本稿は、『金瓶梅』にみえる居室内部と家具の特性について明らかにすることを目的として、物語で使用される室内意匠、家具の中で、主に案と坐具についての考察を行い、主に以下のことが明らかになった。(1)交椅は、時代により、名称と形態は異なる。『金瓶梅』の太師交椅の形態は、折り畳み椅子ではなく、圏椅の形態である。また、清代に発展する太師椅もみえるが、それは扶手椅の形態である。(2)西門慶邸の書房にみえる東披椅の形態は、現在確認できていない。また、酔翁椅は半臥具(寝椅子)であり、その形態は、明代以前の家具様式の中では見られない。(3)扇面形、六角形、花形などの形状の発子は、主に女性の住まいや妓院に陳設される。それは、一卓二椅という基本形式ではなく、単独で配置されているものも見られ、坐具としての用途だけではなく、室内意匠の要素のひとつになっていると考えられる。女性の住まいは,主人以外の男性の出入りが排除された私的な場所であり、女性客との親密な社交が行われる場所である。女性だけが使用する場所が意識されており、その部屋の主人の嗜好が明確に示されていたと考えられる。(4)家具・室内意匠と人物描写には、関連性がある。すなわち、家具・室内意匠の描写を通して、登場人物の社会的身分や生活様式が表現されている。, The "JIN PING MEI" is known as one of the four most valuable books in Chinese classical literature and is said to be written in the middle of Wan Li years of the Ming period. This paper considered the characteristic of furniture and interior design. As a result, next four points become clear: 1) The name and form of "Jiao yi" have changed with the time. 2) The stool (deng) of women's room is used as furniture and is interior decoration. 3) The chair in a study room has a rare form. 4) The furniture and the interior design in the novel, are connected with a person's status and a lifestyle.}, pages = {229--232}, title = {《金瓶梅》的居室内部和家具研究}, volume = {29}, year = {2005} }